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杉野製作所
SUGINO DOOR
天然素材の無垢材を使用した木製ドアを職人が1枚1枚丁寧に製作する木製ドアメーカー、杉野製作所が【心地のいい暮らし】をテーマにお役立ち情報をお届けします。

〒879-1124 大分県宇佐市山178-1
TEL:0978-37-0233

設計士の構想を建具で形に|4枚引き込み戸がつなぐ愛知県のお住まい

リビングに隣接した半個室がある住まいは、家族が集う空間に、ほどよい居心地のよさをもたらします。お子さまがまだ小さいご家庭なら、家事をしながらさりげなく様子を見守れる子ども部屋としても活用でき、日々の暮らしやすさにつながります。

今回ご紹介するのは、4枚引き込み戸をリビングに取り入れた、愛知県のお住まいです。住みやすさを追求し、建築士がこだわった納まりの工夫も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

4枚引き込み戸とハイドアで、リビングと子ども部屋をひと続きに

明るさと開放感を高めながら、目的に合わせてスペースを仕切りたい。急な来客時にも、慌てずにさっと目隠しできるようにしたい。

このようなご希望をお持ちの方におすすめしたいのが、開口部を広くとりつつ、扉をすっきりと収納できる「4枚引き込み戸」です。実際の事例から、4枚引き込み戸の魅力を見ていきましょう。

開ければ広がり、閉じれば仕切れる4枚引き込み戸

吹き抜けに取り付けられた高窓から自然光がやわらかく差し込む、開放感のある住まいです。白いクロスで統一された内装に、ダークブラウンのインテリアがアクセントとしてよく映えています。

正面に見えるのが今回設置した4枚引き込み戸で、こちらは扉を開けたときの様子です。リビングと子ども部屋を一続きの空間として使えます。

扉をすべて閉めたときの様子が、こちらです。4枚引き込み戸にはシナ材を使用し、現場でダークブラウンに塗装しました。一見すると扉が5枚並んでいるように見えますが、一番左にあるのは、扉に合わせて塗装された壁です。4枚引き込み戸を開放すると、壁の内側に収納される仕組みになっています。

天然木の質感が明るい室内に趣を加え、落ち着きと居心地のよさを演出しています。納まりにこだわることで、閉めたときに扉の一体感が高まるように工夫しました。

天井まで視線が抜けるハイドア

開放感を高めるもう1つの工夫が、天井まで届くハイドアタイプの採用です。こちらは4枚引き込み戸を開け放ち、子ども部屋からリビングに向いたときの様子です。通常、扉と天井の間には「垂れ壁」と呼ばれる壁があります。そのため、一般的な高さの扉では垂れ壁の分だけ開口部が狭くなり、開放感がやや損なわれてしまいます。

一方、垂れ壁がないハイドアなら、天井の高さまで開口部を広げることが可能です。扉を開け放したときの開放感が高まり、スタイリッシュですっきりとしたデザインを実現できます。

子ども部屋から見た視線の先にあるキッチン。洗練されたデザインから、センスの良さが感じられます。

3本レールと上吊り戸で、設計の工夫を形に

通常、4枚引き込み戸は同じ方向に扉を開閉させて使うのが一般的です。今回の愛知県の事例では、1枚のみ片引き戸を組み合わせ、使い方の幅をさらに広げました。設計に込められた工夫について、詳しく解説していきます。

片引き戸を組み合わせた納まり

今回の事例では、子ども部屋に隣接して廊下が続いています。4枚引き込み戸は、廊下と子ども部屋の入り口にまたがるように設置されています。そのため、通常の4枚引き込み戸を設置した場合、扉は常に開けておくか閉めておくかのどちらかになってしまうでしょう。

子ども部屋の入り口は開放するけれど、廊下の入り口は扉を閉めておきたい。このようなご希望を叶えるため、廊下の入り口部分のみ上吊りタイプの片引き戸を採用しました。床には3本のレールを設置し、天井には1本のレールを埋め込んでいます。複数の戸を使い分けることで、空間の仕切り方に幅を持たせました。

愛猫の通り道にも配慮した設計

今回の扉の配置は、大切な家族の一員である愛猫にも配慮した設計です。片引き戸を閉じたときに猫が困らないように、壁に専用の通り道を設けました。扉を開けたときと閉めたときで、室内の印象だけでなく、愛猫が移動できる範囲も変わるのがこの住まいの特徴です。

リビングの隣には1階に続く階段があるため、セーフティーガードとして腰の高さまである扉を設置しました。小さなお子さまの安全をしっかりと守りつつ、愛猫は扉の上を軽々と越えられます。そのため、愛猫の動線も妨げません。家族や愛猫の暮らしに合わせて設計することで、動線に配慮した住まいになりました。

可愛らしい猫。快適な住まいで、のびのびと過ごしています。

天然木を「なじませる」も「引き立てる」も思いのままに

天然木の室内ドアは、扉の仕上げによって趣や空間の印象が異なるのも大きな魅力の1つです。木目を見せて主役にしたり、壁と同色に仕上げてインテリアに溶け込ませたりするなど、幅広く活用できます。設置場所ごとに異なる表情を持つ仕上がりを、詳しく見ていきましょう。

シナの建具を現場塗装で壁になじませる

外に面したガラス戸の横に、シナの引き戸を配置しています。現場でクロスと同じ色合いに塗装し、控えめな縦のラインが美しい掘り込みタイプの引手を選びました。壁と同じ色に仕上げ、ハイドアにすることで建具の存在感を極力抑えています。引手の縦のラインがさりげないアクセントになり、壁面のすっきりとした印象を損ねない仕上がりです。

木とガラスの組み合わせを玄関のアクセントに

玄関のすぐ隣には、目を引く大きな引き込みガラス戸を設置しました。天井まで届くハイドア仕様で、天然木の存在感とガラスが生み出す透明感が目を引きます。ガラスと木の異素材を組み合わせることで、玄関周りにスタイリッシュかつ上質なアクセントが生まれました。

このようなガラス戸をご希望の場合、杉野製作所ではガラスを現場で手配していただいています。なお、対応できるサイズには限りがありますので、存在感のある大きめのガラス戸をご検討の場合は、早めの相談がおすすめです。

使い方や好みに合わせた建具の対応も可能

室内ドアは、間取りや天井の高さをはじめ、お住まいになる方の暮らし方によっても最適な形が異なります。杉野製作所では、基準となるサイズを基に、住まいに合わせたサイズオーダーも可能です。

今回ご紹介した事例では、天井まで届くハイドアを中心に、上枠なしの天井埋め込みレールを採用しました。開け放ったときに垂れ壁のない空間を、特注せず標準対応で実現できます。

さらに、ご希望の引き手がある場合は引き手のない状態で扉を納入し、お好みの金物を現場で取り付けていただく方法も可能です。今回の事例のように、上枠レールを白にすることもできますので、気になる点がございましたらぜひお気軽にご相談ください。

建具へのこだわりが、空間と暮らしの幅を広げる

建具は住まいの中で空間を仕切るだけでなく、配置や設計の工夫次第で、暮らし方や動線にも大きく関わります。今回の事例では、壁や扉を同じ色に仕上げたり、愛猫の通り道やお子さまの安全に配慮したりと、住みやすさを考えた設計士の工夫が随所にあらわれています。

建具の品質や素材のよさと、それらを使いこなす設計士の腕が組み合わさり、上質な空間と暮らしの幅そのものを広げる住まいづくりが実現しました。天然木の室内ドアが気になる方や、空間をワンランクアップさせる建具選びが気になる方は、ぜひ杉野製作所へお気軽にご相談ください。

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監修者

金谷悠司のアバター 金谷悠司 杉野製作所:専務取締役

天然素材の無垢材を使用した木製ドアメーカー、杉野製作所です。「良い住宅を造りたい」という強い想いのある人に選ばれるため、職人が1枚1枚丁寧にドアを製作しています。
【心地のいい暮らし】をテーマに、新築やリフォームの際の空間づくりに役立つ情報をお届けします。

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