オーク材×ハイドアでつくる、ナチュラルで洗練された空間|MUKUICHI オーク

新築する住まいのインテリア決めは、わくわくと楽しみな一方で、「具体的にどうすればいいのかわからない」と悩みやすい部分でもあります。
ほっと一息つけるくつろぎ感と、洗練されたスタイリッシュさの両方を叶えたい方におすすめしたいのが、オークの無垢材を使った杉野製作所の「MUKUICHI」です。天井まで高さがある「ハイドア」として設置することで、「くつろぎ感」と「スタイリッシュさ」のどちらも叶える空間を実現できます。
今回は、オーク材の「MUKUICHI」をハイドアタイプで設置した事例をもとに、くつろぎの住まいを叶えるポイントをご紹介します。
住まいの印象を高める「オーク材」の魅力

木材は、その木が持つ性質や生育環境によって、色合いや固さ、質感に至るまでさまざまな個性をもっています。ここからは、オーク材がもつ特徴や性質について、詳しく見ていきましょう。
オークとはどのような木材か

オークはブナ科コナラ属の落葉樹で、北半球の亜熱帯から温帯地域にかけて広く分布している樹種の総称です。300~350種と種類も幅広く、日本ではミズナラやカシ、カシワなどがよく知られています。特にミズナラは、海外で「ジャパニーズオーク」と呼ばれ親しまれている、人気の木材です。
オークは枝の広がりも見事な樹で、堂々とした佇まいが目を惹きます。のびのびとした美しい姿から、ヨーロッパでは神聖な樹として扱われ、「森の王」とも呼ばれてきました。
「ぬくもり」と「上質さ」を備えた素材感
耐水性が高く、適度な弾力で加工しやすいオーク材は、船材やワイン樽の材料としても重宝されてきました。木肌は滑らかで明るく、ぬくもりを感じさせる色合いであり、高級家具やフローリング材としてもよく使われています。重厚な質感と美しい木目も楽しめますので、日常生活に自然素材を取り入れたい本物志向の方におすすめしたい木材です。
天井まで伸びる「ハイドア」が生み出す、開放感と一体感

今回は、自然素材をふんだんに使ったこだわりの家を建てる工務店様(岡山県倉敷市)のモデルハウスに、杉野製作所の「MUKUICHI」を採用していただきました。「白×木目」が印象的なナチュラルテイストのリビング・ダイニングに、ガラス付きの「MUKUICHI/オーク」がよく調和しています。大きな窓のある開放的な空間に合わせて、天井まで届く「ハイドア」タイプをご希望いただきました。

ハイドアとは、床から天井まで届くほどの高さがあるドアのことです。通常、ドアと天井との間には「垂れ壁」と呼ばれる壁がつきます。ハイドアは扉の高さを上げることで垂れ壁をなくし、スッキリとした見た目を実現する人気の高いドアです。
リビング・ダイニングや玄関など、人目につきやすい場所にハイドアを採用することで、さらにスタイリッシュで洗練された印象になります。ハイドアの魅力について詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

ぬけ感を演出する「ガラス戸」にも対応

リビングのハイドアは、上部にガラスを組み込んだ「ガラス戸」を選択しました。このように、上部にガラスを横長に入れたいというご要望も、指定サイズに合うガラスをお客さまご自身でご用意いただく形で、杉野製作所では承っています。
杉野製作所が追求する「仕上がりの美しさ」

天然木でつくられた室内ドアの質の良さを感じていただくため、杉野製作所では「仕上がりの美しさ」にもこだわって製作しています。
木の個性を活かしつつ、より自然な仕上がりを追求
天然木の室内ドアを身近にお使いいただけるように、杉野製作所ではドア板に「突板(つきいた)」を使用しています。突板とは、天然木を0.2mm〜0.6mmの薄いシート状にスライスし、ベニヤ板や集成材の表面に貼り付けた素材です。天然木の美しさがありながら、集成材を使用しているため反りや割れが起こりにくく、コストパフォーマンスにも優れています。

一方で、突板は同じ木材をスライスして使うため、扉を複数枚設置すると同じ木目が並んでいるように感じられることもあります。そのため、「リピートが気になる」というお声もいただいていました。

そこで、杉野製作所では突板の製造元と協力し、リピート柄が目立たない仕上がりを追求。突板の加工を工夫することで、幅広く使っても木目が気になりにくい、自然な仕上がりを叶えました。

自然な仕上がりを追求した新しい仕様は非常に好評で、お客さまから「これがあるから、杉野製作所を選んだ」と言っていただけることもありました。なお、杉野製作所では現在、この新しい仕様の突板を標準で採用しています。
施工性まで考慮した細部の仕上げ
ドアの美しさと使いやすさはもちろん、杉野製作所では取り付けやすさ(施工性)も意識してドアを製作しています。

一例として、こちらのハイドアタイプの折れ戸を見てみましょう。杉野製作所では通常、見た目の美しさを意識して「上枠無し」で仕上げていますが、ここではあえて「上枠あり」で用意しています。

その理由は、天井に施された板張りの方向です。折れ戸は天井から吊り下げるため、レールの埋め込みが必要でした。しかし、扉に対して天井の板目が垂直に走っているため、このままでは板を1枚ずつ加工してレールを埋め込む必要があります。
そこで、施工のしやすさを考慮して、折れ戸は「上枠あり」を選択しました。枠をセットにすることでレールの取り付けがしやすくなり、現場でもきれいに収まりました。


先ほどご紹介したリビングのガラス付きのハイドアも、上枠がないことでドアの視認性が高まり、無駄のない洗練された印象を一層高めています。このように、施工性を意識した仕上げについても、図面で打ち合わせを進めながら柔軟な対応が可能です。ぜひお気軽に、ご要望をお聞かせください。
「MUKUICHI」がつくる、インテリアの統一感

杉野製作所では、天然木の風合いを活かした「MUKUICHI」をはじめ、天然木の上質さを気軽に日常に取り入れていただくことを意識しています。室内ドアは面積が広い建具ですので、素材にこだわることでインテリアの統一感も高まります。
今回は特にご要望をいただき、敷居にも無垢のオークを使用しています。オーク無垢材のフローリングと「MUKUICHI/オーク」が見事に調和し、統一感のあるインテリアが魅力的な空間をつくり上げました。
オーク材のハイドアで、空間をワンランク上の印象に

オーク材のハイドアは、住まいに自然なぬくもりを加えながら、全体をすっきりと引き締めたい方にも最適な室内ドアです。華美な装飾よりも、シンプルなデザインで木の質感を大切にしながら、素材そのものの上質さを味わいたい。そのような方にこそ、「MUKUICHI」をご検討いただけたらと思っています。
自然素材のぬくもりを活かした「MUKUICHI」が気になる方は、ぜひお気軽に杉野製作所へお問い合わせください。
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