フローリングを白にして明るく広がりのある空間に|相性のいいインテリアと実例も紹介

「明るくて清潔感のある空間に憧れるけれど、白いフローリングは汚れも目立ちそうで、少し不安…」
すっきりとした印象のある白いフローリングは、清潔感を演出できると人気があります。一方で、「キズや汚れが目立ちやすい」「髪の毛やホコリが気になる」といった不安から、なかなか決断できない方もいるでしょう。いくつかのポイントを押さえれば、白いフローリングを安心して楽しむことができます。
今回は、白いフローリングの魅力や注意点について解説します。相性のよいインテリアスタイルやおすすめの室内ドアも実例を交えて紹介しますので、インテリアの参考にぜひご覧ください。
フローリングを白にする魅力とは?

床は室内でも多くの面積を占める部分ですので、フローリングにどのような色を選ぶかで、室内の印象は大きく変わります。白いフローリングを選ぶ3つのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
部屋を明るく広く見せられる
白は光を反射しやすいため、フローリングに白を選ぶことで明るさと広がりのある空間を演出できます。窓から差し込む光も反射しやすくなるため、室内の明るさを重視したい方におすすめの色合いです。
清潔感があってスタイリッシュな印象になる
スッキリとした白は清潔感があり、組み合わせる家具や建具の魅力を引き立てます。スタイリッシュな印象にしたい場合は、黒やグレーなどのモノトーン調の家具と組み合わせるのがおすすめです。組み合わせによっては、ホテルやモデルルームのような上質で特別感のある空間を演出できます。
どんなインテリアとも合わせやすい
白いフローリングはモノトーンをはじめ、鮮やかな色合いのインテリアや、ナチュラルな木目調の建具ともよく合います。どのようなインテリアとも相性がよいため、模様替えや家具の買い替えにも柔軟に対応できるのが魅力です。
フローリングを白にするときの注意点

明るい開放的な空間が実現する一方で、フローリングを白にするなら意識しておきたい3つの注意点があります。住みはじめてから後悔しないために、注意点もしっかりと把握しておきましょう。
キズが目立ちやすい
フローリングは、物を落としたときにできる凹みや、椅子を引いたときの跡など、キズがつきやすい部分です。白いフローリングは濃い色と比べてキズが目立ちやすいため、キズの耐性が強いフローリングを選んだり、ラグやマットを引いたりといった工夫を心がけましょう。
髪の毛やホコリが気になりやすい
濃い色であれば気付かないような髪の毛やホコリも、白いフローリングの場合は目につきやすいです。そのため、白いフローリングは小まめな掃除が必要で大変だという意見も聞かれます。掃除の負担を少なくしたい場合は、ロボット掃除機を導入するなど、便利な家電に頼るのもおすすめの方法です。
明るすぎると感じることもある
壁や天井を白にしている場合、フローリングまで白にすると「明るすぎる」と感じる場合もあります。このような場合は、壁や天井のクロスをアイボリーやベージュなど、ややトーンを落としたものに変えるほか、インテリアでアクセントをつけるのも効果的です。フローリングの色を意識しつつ、全体のバランスから好みの組み合わせを整えていきましょう。
白いフローリングに合うインテリアスタイル

室内のインテリアをどのように組み合わせるか迷っている方に向け、白いフローリングに合うおすすめのインテリアスタイルを紹介します。
ナチュラルテイスト
まず紹介するのが、自然由来のやさしさと柔らかさを感じさせるナチュラルテイストです。木目調の家具や建具と一緒に観葉植物を置くことで、過ごしやすい空間を演出できるのも魅力的です。木目調の家具は、色合いの明るさや濃さによって印象も変わりますので、組み合わせやデザインを比べながらお気に入りのデザインを選んでみるとよいでしょう。
北欧テイスト
北欧テイストは、ノルウェーやスウェーデン、フィンランドなどで生まれた、シンプルなデザインに自然素材の質感を組み合わせたインテリアスタイルです。白を基調に、グレーやブルーといった落ち着いた色合いを組み合わせるのも特徴的。木製家具や鮮やかな色使いのクッションやラグをはじめ、個性的な照明でアクセントを加えるのもポイントです。
フレンチシックテイスト
フレンチシックテイストは近年人気上昇中のテイストで、ベースとなる白に、グレイッシュ系のくすみカラーでエレガントさを加えたスタイルのこと。ヴィンテージ調の家具やシャンデリアなど、雰囲気たっぷりなインテリアとの組み合わせも人気です。
フローリングを白にしたいときのおすすめアイディア
フローリングを白にしたいときは、次の3つのポイントを取り入れるとさらに空間に馴染みやすく、魅力を楽しめるようになります。シンプルな色合いの白だからこそ、上手に組み合わせてお気に入りの空間を実現しましょう。
空間全体のテイストを統一する
まず取り入れたいポイントは、空間全体のテイストを統一することです。インテリアの中でも、家具やカーテン、室内ドアなど比較的面積の広い部分のテイストを統一すると、全体の印象が整います。ぜひ試してみてください。
ラグや小物でアクセントを加える
全体を白で統一した室内にどこか味気なさを感じる場合は、ラグや花瓶、卓上スタンドといった小物を差し色にして、空間にアクセントを加えるのがおすすめ。中でもアートパネルは気分に応じて入れ替えやすく、取り付けもしやすいので、迷ったときはぜひ検討してみましょう。
室内ドアの質感や色味にこだわる
白いフローリングには、質感を活かした木目のドアや、趣のあるヴィンテージ調のドアもよく合います。素材にこだわった木製ドアを選ぶと、部屋の印象もワンランク上質なものに変わるでしょう。自然素材の美しさによる落ち着いた空間を実現したい方は、ぜひ天然木の扉を検討してみてください。
白いフローリングには何色のドアが合う?
室内ドアと白いフローリングをおしゃれにコーディネートしたいときの参考として、特におすすめな3つのドアを紹介します。
アクセントになるビビッドな色合いのドア
室内ドアを空間のアクセントにするなら、鮮やかな赤や濃いネイビーといったビビッドな色合いがおすすめ。家具や小物のデザインをあえてシンプルなもので統一すると、ビビッドなドアの色合いがより引き立ちます。
設置する場所によって、室内ドアの色を変えてみるのも魅力的なアイディアです。気になる方は以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にご覧ください。

木目の美しさを活かすナチュラルな色合いのドア

天然の木目の美しさを活かすオーク材やウォールナット材は、木製家具だけでなく室内ドアでも人気です。木を切り出した状態そのままの無垢材はもちろんのこと、木目の美しさを活かす「突板仕上げ」のドアなら、日常生活の中でも比較的手軽に木目ドアの質感を楽しめます。
突板と無垢材、それぞれの魅力については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひそれぞれの特徴をじっくりと比べてみてください。


床と色味を合わせたホワイトのドア

「白」の明るさや上質さといった魅力を最大限に引き出したい場合は、室内ドアも白で統一してみましょう。こちらの事例のように、ガラス張りの白い木製ドアで、意匠性の高い框付きのデザインなら、柔らかさと上質さのどちらも演出できます。

リビングの掃き出し窓以外は、全体的に壁面の多いレイアウトですが、白を基調としたデザインの効果で圧迫感が軽減されています。室内ドアのデザインや収納の取っ手、丸テーブルのデザインなど細部までこだわられた、こだわりの空間です。
掲載事例|特注 スプルース框組 ガラス戸 枠セット
室内ドアにもこだわって、白いフローリングをもっと印象的に

白いフローリングの魅力を引き立てるなら、インテリアのトータルコーディネートが大切です。中でも室内に出入りするたびに使用し、建具としても存在感のある室内ドアの素材や色味によって、室内の印象は大きく変わります。
大分県宇佐市の杉野製作所では、職人が手がけるこだわりの木製ドアを製作しています。理想のインテリアスタイルを叶えるために、上質な木製の室内ドアを取り入れたい方はぜひお気軽に杉野製作所へご相談ください。